前回の続きです
ぐるぐるボケと言われる特殊なボケ方をするらしいロシアのオールドレンズ
HELIOS 44
このヘリオスをNikonに取り付けるにはアダプターが必要です
具体的にはヘリオスのレンズマウントはM42と呼ばれるねじ込み式でNikonはFマウントと呼ばれる構造になってます
でこちらが付属してしたアダプター
(通常は付属しません、今回中古購入でアダプターも一緒に譲っていただきました)
取り付けてみます
こんな感じでNikonのマウントに合わせることができます、
しかしですね、ピンが飛び出しているのがわかりますか?
実はヘリオス44 M4以降はこのピン推しタイプの自動絞りになっているらしく(他メーカーなのでどっちみちマニュアル)このピンを押し込まないと絞りがいじれません
いくら開放で撮ることが多いとはいえ、持てる機能は使えるようにしておきたい
で、色々調べた結果、こちらピン推しタイプのアダプター
並べてみましょう
わかります?内側にピンが当たるように面がありますね。取り付けてみます
こんな感じでしっかりピンも押し込まれ、絞りも調節できるようになりました
しかしここでまた問題が
どうやらこのアダプターの厚みのせいなのでしょうか?無限遠が出ません
つまり接写しか取れず遠くにピントを合わせることができません
僕は持てる機能はきちんと使いたいタイプなのでまた調べてみました
で、こちら補正レンズ付きM42Nikonマウント変換アダプター
なんかドラえもんの道具の名前みたいですね
つけてみます、
これできちんと無限遠もでますし、Nikonにも使えます
そこで僕は思ったのです
「補正レンズを噛ませることでボケ方や写りがレンズ本来の物とどれだけだ違うんだろう」
と、なので撮り比べてみました、
ついでに僕が持っている単焦点全て同じアングル、各レンズ最大開放でボケ方も見て行きましょう
バリエーションはこんな感じ
左から
- HELIOS 44 M4 58 F2
- 補正レンズなし
- 補正レンズあり
- AF-S NIKKOR 50mm F1.8
- MF NIKKOR 50mm F1.8
- MF NIKKOR 50mm f1.2
見ていきましょう
HELIOS 44 M4 58 F2補正レンズなし
次はこちら
HELIOS 44 M4 58 F2補正レンズあり
お次こちら、
AF-S NIKKOR 50mm F1.8
続いてこちら
MF NIKKOR 50mm F1.8
最後はこちら
MF NIKKOR 50mm f1.2
わかりやすく並べて見ましょう
どうでしょう、こうやって見比べてみると確かにヘリオスのボケは
ぐにゃりとボケるような印象ですね、なんて言うか捻ってボカすような、動きのあるボケというか何というか。
そこに何かがいるような異空間の入り口みたいな(笑)
対してNikon50mm 1.8のレンズは現行は綺麗にボケて、MFの方はヘリオス寄りのボケ方でしょうか、AFよりMFの方が色が鮮やかな印象ですね
最後のNikonレンズ 50mm 1.2は最大開放値も大きいだけあって背景がもうよくわからないですね
F2越えるとあまり変わらないとは言いますが、見比べてみるとやっぱり違いますね
結果ヘリオスのボケ方は補正レンズ有り、無し共に俗に言うぐるボケはしてくれました
僕のテクニックと知識がないのでうまく伝わったかわかりませんが
みなさんどうでしたか?
3ヶ月前までど素人だった僕でもカメラとレンズだけで綺麗にぼかした面白い写真も撮れちゃいます
せっかく手に入れたので楽しんで使っていこうと思います
みなさんはせっかく買ったカメラ、お任せモードばかり使ってない?
奥にしまいこんで眠らせてない?
ちょっと知って使ってあげるとファインダー越しに見える世界は素敵なものかもしれないよ
楽しむためにちょっとだけ努力
今日も1日楽しんで生きましょう!
でわ、T:Luck!(*´∇`*)